教育方針

はじめに

当園では、聖書の教えに基づき“天地を造られた方”を「神様」と呼び、その神様が子ども達一人ひとりの命を、御両親に授けて下さったのだと考えます。皆様が授かったお子様一人ひとりは、親といえども替わって生きることのできない世界で唯一の存在です。
それを「かけ替えのない存在」と言います。神様は、その一人ひとりの生涯をデザインして誕生させてくださったのです。どの子にも、神様が計画された素晴らしい人生があるのです。

教育方針

わたしたちのねがい

(1)感謝のできる子
すべてのものに命を与え育てて下さる神様を知って「ありがとう」をする。また、自分の成長を助け支えてくれる父母や周りの人々に「ありがとう」と素直に感謝できる子に育つことです。

(2)個性が活かされる子
どの子も神様が良しとして「祝福」され生まれています。その子なりの秘められている可能性と個性が活かされ、それを喜んで励むことのできる子に育つことです。

(3)心身のたくましい子
これからの時代を担う子どもたちが、善悪の判断を身につけ、さまざまな課題に労苦をいとわず取り組み、健康で明るく喜んで生きる心身のたくましい子に育つことです。

(4)集中できる子
礼拝を通して神様に心を向けて神様の教えをよく聞く、集まりの時には先生の話を聞くことができ、遊ぶ時は遊び、集まって活動する時は、よく聞き、よく見て、よく考える事のできる子に育つことです。

保育方針

人間として生きる力を身に付けるために幼児期があるのです!!
「生きる力」とは、自立した一人の人間として生活できる力、人として生きていくたくましさです。それは同時に、さまざまな集団や社会の中にあって規範を意識し、他者との適切な関係を構築、維持していける力でもあります。このような力は、3歳から6歳にかけての幼児期において、心身の発達にともなって親や友だちとの関係性を構築していく中で会得していくものです。幼児期の教育において重視すべきは、人として社会の中で生きるためにこうした力を子どもが身につけることです。(コミュニケーション)

★福音幼稚園は、一人ひとりを大切にする保育をめざしています。
幼稚園は、保育者が園児一人ひとりに目が行き届き、保育者と園児が密に関わることができます。また、子どもたち一人ひとり神様から愛され、父母をはじめとする人々から愛されている存在として、保育者は愛をもって保育にあたります。
子どもは愛されているという情緒の安定を基盤に、自分の世界を広げていきます。幼稚園の生活を通して、自分自身を受け入れ、友達を受け入れ、共に生きていくことができるようになることを保育の目標としています。

★子どもの生活を大切にする。
子ども主体の保育(生活)をしています。子どもにとって、遊びが生活そのものです。
ゆったりと、せかさないで、子どもたちの自然な遊びを見守り、必要な援助をします。そうした時間の中で、一人ひとり何かを見出し、何かを作り出し、何かを成し遂げるようになるのです。

1学期:子どもたちは慣れるにしたがって、自分たちの遊びを見出し、やがて自分たちの生活を造り出していきます。
2学期:遊ぶ時間が十分に欲しくなってくるほどに心と体が成長し、子どもたちにとってたいへん楽しい時期になります。
3学期:一緒に遊ぶ友達も増え、遊びがどんどん発展していき園生活の充実期です。できるだけ遊びの時間をとるようにして見守ります。

★子どもの意欲を育てる。
福音幼稚園は、知識の詰め込みよりも、「遊び」を通して自分から進んで物事に取り組む、子どもの意欲、行動力、判断力、想像力を養うように努めています。教師たちは、子どもたちの成長をよく見守り、その子に適った成長を助けます。
子どもにとって大切なのは<遊びに徹し切れる時間>を持つことです。そこに子どもの
主体性が育つのです。小刻みに指示されると、指示されなければ行動できない指示待ち人
間になりやすいのです。子どもたちがよく考える時間を持ち、自分で判断のできる余裕を
持つ中で、自主的に生きる意欲が育つように援助します。